ガーネット

ジュエリーで使われている主なジェムストーンの仲間の中で、ガーネットは恐らく最も知られているもののひとつでしょう。

ガーネットは、構成する成分が非常に多いため、カラーの幅が非常に広い半貴石です。ジュエリーの世界でもっとも使われている半貴石のひとつといって間違いないでしょう。

このガイドを通じて、ガーネットの秘密をすべて明かしてさしあげます。特に、当社のカタログでご用意している「パイロープガーネット」について。

詳細に入る前に、まずサファイアの歴史と産地についてみてみましょう。

ガーネットの歴史

何千年も前からジュエリーの世界で用いられているガーネットは、人類史上の大文明において、もっとも貴重な宝石と捉えられていました。

古代エジプトのファラオたちの数多くの首飾りにこの石がはめられていたり、古代ローマの重要な文書に押す印章として用いられたりもしています。

ガーネットという名前は、この果物のボルドーレッドの色に着想を得た「grenade（ザクロ）」を意味するラテン語のgranatiumに、また、パイロープガーネットのパイプロープとはガーネットが当時炎のような目に喩えられていたことから、ギリシャ語のpuropusに由来します

ガーネットの起源

ガーネットは世界のすべての大陸でみつけることができます。主な産地はインド、タンザニア、マダガスカルです。

また、フランスにも、ピレネー＝オリアンタル県のペルピニャン近郊などガーネットの鉱床があります。

ガーネットの主な特徴

ガーネットはパイロープガーネットのボルドーレッドから、スペサルタイトガーネットのゴールデンオレンジ、そしてデマントイドガーネットの、あるいはグリーンガーネットのグリーンに至るまで、幅広い色のバリエーションを持つ宝石です!そう、あの希少で壮麗なグリーンガーネットもガーネット族の仲間なのです！

さて、このガーネット族にはどのような特徴があるのでしょうか。

—— 色

ほとんどの石と同じく、ガーネットも産地がしばしば色を決定づけます。各地域の固有の地質条件によってガーネットはさまざまな色を帯びます。

例えば、紫がかった赤からピンクの「ロードライト」ガーネット、オレンジから茶色の「スペサルタイト」ガーネット、さらにジェンミョで提供する「パイロープ」ガーネットなどがあります。

「パイロープ」ガーネットの色の特徴は、濃い、あるいはわずかに茶色を帯びた、またはボルドーカラーの赤です。

大きな結晶（直径8～9mm）では、ビロードレッドのメッシュのある非常に暗く見えるものもあります。

その色から、ガーネットは有名なルビーの手頃な代用品となっており、また男性顧客から高く評価されている準貴石の一つです。

詳細情報たとえば「ロードライト」など別の色のガーネットを希望する場合、完全なオーダーメイド製品として、特別なご要望を承ることも可能です。カスタマーサービスでジェミオの宝石鑑定人にご相談いただけます！

—— 硬度

高圧下で形成される、宝石の硬度を表すモース硬度7-8の「パイロープ」ガーネットは、スピネルやアクアマリンなどとならぶ有数の硬さを誇る宝石のひとつです。

研磨剤として工業使用されることもあるガーネットですが、ジェミオでは日常のジュエリーとしておおいにお勧めいたします。

FAQ

—— 「ジェミオのガーネットの産地はどこですか？」

ジェミオのガーネットはすべてマダガスカル>産です。マダガスカルにはその美しさと炎のような内側の輝きで評判のパイロープガーネットの鉱床が数多く存在します。

—— 「ジェミオのガーネット高品質ですか？」

ジェミオのガーネットはすべて、色石の最高品質であるAAA品質です！

宝石愛好家のみなさま、詳細はAAA品質でご覧いただけます。

—— 「ガーネットとルビー、どちらの宝石を選ぶべきでしょうか？」

ガーネットとルビーはよく比較される宝石です。当然ながら、どちらも赤い宝石です。

しかし、このふたつの宝石の色にはかなり明確な違いがあります。ルビーはどちかかといえばラズベリーレッドに近い石ですが、パイロープガーネットはこれまでみてきたようにより濃い赤となります。

また、ルビー}はガーネットよりもはるかに稀少で、高級な、世界で最も硬い三大鉱物のひとつです。

とはいえ、ガーネットにも大きな長所があります。ルビーに比べるとはるかに価格がお手頃なのです 。

詳細については、ルビー}に関する完全ガイドをご覧ください。

—— 「ガーネットにはどのメタルを合わせればよいでしょうか？」

ガーネットはプラチナ、あるいはホワイトゴールドなどの白いメタルと非常によく合う宝石です。

ジェミオでは、より明るい組み合わせで完璧に調和させるため、ガーネットとローズゴールドの組み合わせをお勧めしています。

ジェミオのアドバイス：ガーネットとブラックゴールドの組み合わせは宝石を暗く見せがちで、なるべく控えめにしたいとお考えの場合以外はお勧めしません。ガーネットとイエローゴールドの組み合わせも、見た目が古い印象を与える可能性があり、万人受けしません。

—— 「どんなときにガーネットを贈ればよいですか？」

ガーネットは1月の誕生石}で、また水瓶座の守護石でもあります。

もしもあなたが結婚2周年を祝おうとしているのでしたらガーネットがぴったりです。ガーネットは結婚2周年の宝石です。

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