プロポーズは人生において非常に大切な瞬間です。特に、婚約指輪を選ぶことは、本当に難しいものです。「 彼女は指輪を気に入ってくれるだろうか ?このシェイプで大丈夫だろうか ?予算は十分だっただろうか ?ジュエリーの品質はよいのだろうか ?どうしたら間違いがないと自信が持てるのだろうか? 」
多くの男性がこうした疑問を抱き、答えを必要としています。そのため、みなさんが冒険を始めるにあたって、困らないよう指輪探しの方法をお教えしなければならなりません。
どうすれば安心できるでしょうか ?ジェミオではフランス人を対象に調査やアンケートを実施しました。そして、ご満足いただいたお客様、また特に選んだジュエリーがお気に召された婚約者の数千人に詳しい調査を行いました。
“9年前から、私は何百人ものお客様に婚約指輪選びのアドバイスをしてきました。私は、ご婦人の好みを分析し、確かな原則を活用して合理的な選択をし、予算内に収めるなど多くの条件を考慮しつつ、お相手に気にられるジュエリーを探し出す方法を開発することに成功しました。
創設者、ポーリン・レニョー
基本ポイント
問題の核心に入る前に、まず、いくつか重要な定義をしましょう:
—— 婚約指輪とは何なのでしょうか?
婚約指輪は約束の印として贈られるジュエリーです。現在では婚約指輪はソリテール(リングの中央に宝石をひとつだけあしらったもの)であることが多くなっています。ソリテールの製造方法は、センターストーンの周囲、リング上、またはその両方にダイヤモンドのパヴェを施すなどさまざまなです。しかし、こうした従来の方法以外にも、より独創的で創造的な、伝統的なソリテールとは違ったデザインの婚約指輪もご紹介が可能です。重要なことは、婚約指輪は象徴であること、愛を込めたプレゼントとしてのジュエリーであるということです。
婚約指輪に関する儀式は時代とともに変わってきましたが、愛の証しとしてジュエリーを贈るという伝統は太古の昔から存在し、多くの国や社会で、あるいは宗教を超えて受け継がれてきました 。古代ローマでは未来の花嫁に刻印入りの金の指輪を贈り、中世には宝石を飾った最初のジュエリーが登場し、20世紀には中心にダイヤモンドがあしらわれるようになりました。
婚約指輪は結婚指輪と区別されます。結婚指輪は時には貴石のパヴェをあしらったものもありますが、通常は貴金属製の丸いリングです。結婚指輪の純粋な円形のフォルムは、愛し合うふたりの永遠の絆を象徴しています。そして、伝統的に結婚式の日に贈られます。
—— 結婚指輪はいつも同じ指にはめるもののでしょうか?内側(手側)か外側(指先側)か?
伝統的に、結婚指輪と婚約指輪はどちらも左手の薬指にはめます。左手の薬指は静脈を通じて心臓と直接つながっているとの伝説があることから、愛の象徴であるふたつのジュエリーをこの指にはめると言われます。
婚約指輪と結婚指輪をはめる順序については、時間的に先に贈られる婚約指輪を最初にするべきだ、いやより心臓により近づけるため、結婚指輪が先だなど多くの説があります 。私たちの調査や経験によると、特に決まりはなく、デザインやつけ心地、あるいはその人の希望によって、薬指であれば結婚指輪と婚約指輪はどちらを先につけて、間違いではないことがわかっています。
選んだふたつのジュエリーを同じ指にはめることができない場合(たとえば、婚約指輪のセンターストーンが大きい場合)、結婚指輪を左手にはめ、婚約指輪は右手の薬指につけるのが一般的です。
もし、婚約者の方が両方の宝飾品を同じ指にすることにこだわりがある場合、2本のジュエリーを重ねづけできる婚約指輪を選ぶようにしましょう 。一般的には、リングがストレートでセンターストーンがあまり大きくないもの、あるいは結婚指輪より上に石がくるようなシャトン(石座)を選ぶとよいでしょう。ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくEメールhello@gemmyo.comでお問い合わせいただくか、ジェミオの各支店にご来店の上、ご相談ください。
—— 18Kまたは750‰とはゴールド何ですか ?
750‰ゴールドと18金(18K)はともに宝石業界でよく使われる貴金属を指す用語で、どちらも同じことを表しています 。
実は、想像に反して、ジュエリーには、柔らかすぎて適切に加工ができないため、純金(24金とも呼ばれます)を使用しません。
つまり、750‰ゴールド(または 18K)とは、ファインゴールド(つまり純金)75%(1000分の750)と硬くするための銀や銅など他の金属25%の合金を指します。750‰ゴールドの名前はこの比率(専門用語で「 品位証明 」と呼ぶもの)なのです。
ジュエリーには、他の素材として14Kや9K ゴールド も使用されています。これらは、合金中の純金の比率が小さくなります 9Kの場合37%、14Kの場合58.5%です。値段はお手頃ですが、劣化が進むのが早くなります。こうした理由から、18Kが耐久性と硬度の点で最もバランスがよく、昔から、宝石業界における金属の標準となっています。
—— 「 カラット 」 とは何ですか?宝石のカラットと金のカラットは同じですか ?
カラット(kで始まるkarat) は、金の取引を簡素化するために14 世紀に発明されました。これは、単純に金などの貴金属の純度を表す単位です。
石についても、カラット(cで始まるcarat)という用語を使用します。ただし、この2つの概念ははっきり区別しなければなりません。なぜなら、宝石の場合の「カラット 」は質量の単位として使用されるからです 。 たとえば、ダイヤモンドの場合、1カラット 「の重さがある」または「である」と言います。これは、シンプルに重量を指しています。現在、1カラットは丁度0.2グラムです。これはかつて一粒ごとの種の重さに違いが少ないことで知られたイナゴマメ(ギリシア語名カラットcarat)の種の重さで、ここから「 カラット 」という用語が生またのです。
注意 :金のカラットは石のカラットとは異なります。
—— セッティングとはなんですか ? セッティングとは何ですか ?
セッティングとはジュエリー製作において最も繊細な工程です。これは職人が貴金属のマウントに石留めを行うことです。そのため、様々な異なる技術が使用されます 。クローズドセッティング(石を金属のエッジで囲む)、プロングセッティング(小さな金属爪で石を固定する)、あるいはパヴェセッティング(小さな金属の球が石の間に挿入され、石を保持する)。
この工程はジュエリー製造で最も技術を要するものです。拡大鏡や顕微鏡を使用して手作業で行われ、高度な技術と長年の経験が要求されます。また、細心の注意を払っていても、石が圧力に耐えられず、セットする瞬間に割れるということもよくあります。これは宝石商が引き受けなければならない仕事上のリスクとなります。
ジュエリー愛好家の方のための専門用語:石のセッティング技術の専門職人を「 石留職人(セッター) em> 」と呼びます。 また、ジュエリー石を保持するの部分を「 石座(ベゼル) 」と言います。そして、「 セッティング 」という用語は、マウントに石をセッティングする行為です。
さらに詳しく知りたいですか?
"今後購入する婚約指輪に関する技術をもっと知りたい方は、情報をご覧ください 。専門家にご相談ください。ジェミオのチームは、非常に専門的な質問であっても、お客様に答えできるよう訓練を受けています。ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!チャット、電子メール、WhatsApp、電話などで、あるいはパリ、ブリュッセル、ジュネーブ、ボルドー、リヨン、トゥールーズ、エクス・アン・プロヴァンスの各店舗 にお問い合わせください。"
ジェミオの8ステップ・メソッド
失敗を避けるために!
—— 1.スタイルの選択
a. 将来の奥様となる方のファッションスタイルを分析しましょう 。質素でしょうか?最先端でしょうか ?ナチュラルでしょうか ?流行好きでしょうか ?
あなたはおそらく、将来の奥様の「スタイル」について考えたことはないでしょう。しかし、これは彼女に最適な婚約指輪のタイプを決める際、非常に役立ちます。フィアンセの方のファッションスタイルを考えるにあたって、次の質問に答えてみてください。
- 彼女は何色の服を好みますか ?控えめな色(ネイビー、ブラック、ホワイト)と目立つ色 (赤、オレンジ、イエロー、グリーン)ではどちらを好みますか。
- 一般的に、彼女は注目されるのが好きですか、それとも逆に控えめでエレガントな輝きがありますか?
- 彼女は新しい流行りのデザイナーを熱心に追い求めますか ?逆に時代に左右されない服を好みますか?
- 彼女は 高価な宝石を身につける習慣がありますか?その場合、それはどのようなものですか ?煌めきのあるものですか ?控えめなものですか ?シンプルものですか ?カラフルものですか ?大きめのものですか ? 細いものですか ?
こうした質問によって将来の婚約指輪のスタイルを決定するにあたっての手がかりを掴むことができます。もちろん、女性全員がステレオタイプに当てはまるわけではありません し、私たちの説明が婚約者に100%当てはまるわけでもありません。しかし、シンプルにどのようなスタイルが彼女に一番合うかを考えてみましょう。それが、彼女が一番気に入る指輪のタイプを決めるのに役立ちます。
b. 彼女のスタイルに合ったジュエリーを選んでください
- 彼女は無地の地味な色を着ることが多く、派手な服装はあまり好まない。
- 彼女は派手なものや「 目立つ服装 」を避け、控えめなスタイルを好みます。
- 洋服もアクセサリーも、あらゆる状況で着用できるアイテムを好み、一時の流行りものはすぐ飽きると考えている。
- 高価な宝飾品を身につけない、もしくはつけていても、どちらかと言えば上質で質素。
- 無地の服を好み、洗練されたスタイルを重視し、悪趣味にならないよう気をつけています。
- 彼女はエレガンスは態度 に現れると考えています。自分のファッションスタイルに注意を払い、派手で目立ちそうなロゴ入りのものは避けています。
- 彼女は服を引き立てるため、洗練されたアクセントを使うのが好きです(綺麗なバッグ、カシミアのスカーフ、口紅、美しい編み込みサンダルなど)。
- 彼女はピアス、ダイヤモンドのペンダント、上質なブレスレットなど、控えめなジュエリーを身につけています
- 色に特にこだわりはなく、地味な色でも派手な色でも平気です。
- 新しいアクセサリーを身につけるのが好きです :時計、最新のトートバッグ、デザイナーズサングラスなど。
- けばけばしくはないけれど、目立つことも恐れません :普段たくさんジュエリーをつけている、はっきりしたメイク、または特別な夜にイブニンドレスを着るなど。
- 服でもアクセサリーでもヴィンテージスタイルや友だちが持っていないアンティークなアイテムを好みます。
- どちらかと言えば無地の服を着ることが多いけれど、ときどき、コーディネートを引き立てるため、躊躇うことなく強烈なカラーを取り入れることもあります。
- 彼女は友達や家族からバランスのとれたセンスのよさ、デザイナー・ショップやアンティーク・ショップでの選択眼のよさを褒められます。
- 服もアクセサリーも、既成概念にとらわれません。
- 派手なスタイルというわけではないけれど、大胆な靴、カラフルなショール、真っ赤なリップなどで、人との差別化をはかることに大きな喜びを感じています。
- 彼女は美しいものが大好きで、高級アイテムを身につけることも厭いません。
c. 迷った場合
オリジナリティよりも質素さやセンスの良さを忘れないようにしましょう。アドバイス : 迷った場合は、シンプルなソリテールかパヴェのソリテールを選びましょう。
—— 2.予算の設定
ご存知のように、婚約指輪は高価な品物(貴重品)であり、購入にはある程の予算が必要です。とは言っても、予算ばかり気にするのもよくありません :似あわない非常に高価なジュエリーを選ぶよりも将来の奥様にぴったりの本当に彼女らしい指輪を選ぶ方がよいのです。また逆に、あなたの強い気持ちが伝わらないクオリティーの低い宝飾品を選ぶことはリスクがあります 関心を払ってないようにとられるのです。
参考として、予算に関する基本原則をご紹介しましょう。いつもよりもいささか現実的なテーマですが、よく尋ねられる質問なので、どうかご容赦ください。
アメリカでは、通常、給与のさ3ヵ月分の婚約指輪(多くの場合、シンプルなダイヤモンドのソリテール)を選ぶのが慣例になっています。アメリカの友達はこのように具体的で現実的です。
ヨーロッパでは幸いにもより自由で、この高価なジュエリーにいくらかけるかけるかは個人の自由です。ただし、家計を脅かすことなく丁度よい目標としては給与の1ヵ月分から2ヵ月分が適切な価格の目安とされています。
心に留めておきたいアイデア :将来の奥様がこの先何年にもわたって婚約指輪を身につけると言うことをお忘れなく。年齢を重ねるにつて、趣味でなくなり、飽きてしまうジュエリーを選んではいけません。よくわからない場合は、10年後、彼女がまだそのジュエリーを身につけているかどうかを想像してみてください。
そして、最後のアドバイスですが、値段の異なるジュエリーのうちどちらにするか 迷った場合、少し「 高い 」と思う宝飾品を選び、サプライズをするほうが、ケチくさいと思われるよりもよいでしょう。彼女の立場に立って考えてみてください 。もし指輪が合わないと感じた場合、彼女は「 安そうな 」指輪だとはいわず、その指輪をしたくない、返品か交換をして欲しいと言うでしょう。
—— 3.メタルの選択
a. どの色を選べばよいでしょう ?
メタルに関して最初に考えないといけない問題は、ホワイト、イエロー、ピンクなどから、何色を選ぶかということです。アドバイスとしてふたつのヒントがあります。まず、パートナーが普段どのようなジュエリーを身につけているかを考えてみてください。また、現在、お客様に最も人気のメタルは、圧倒的にホワイトゴールド(50%)で、これにでピンクゴールド(25%)、プラチナ(15%)、そして18金イエローゴールド(10%)が続きます。
b. 50%のお客様がホワイトゴールドを選択
ホワイトゴールドは間違いなく、婚約指輪で最も一般的なメタルです。そのニュートラルなカラーは身につけやすく、どんな色の石にもよく合います。18Kゴールドは、ホワイトであろうと他の色であろうと、ジュエリーに使われる最も硬い素材であるため、最も長持ちします。統計では、50%のお客様のが18Kホワイトゴールドの婚約指輪を選んでおり、その選択に大変満足しています。
アドバイス :何を選んでよいか迷ったら、リスクを冒さずホワイトゴールドを選びましょう。
c. 25%のお客様がホワイトゴールドを選択
ローズゴールドはジェミオのお客様に2番目に人気があるメタルで、最近特に流行しています。その明るいトーンは、明るい肌の女性(髪は明るい茶色、ブロンド、赤毛、目はグリーンやブルー)を特に引き立てます。さらに、ローズゴールドは頑丈で、時間が経ってもその美しいピンク色は決して色褪せず、非常に安定しています。
アドバイス :将来の奥様がこの色のメタルをよく身につけていることがわかれば、ローズゴールドを選んでください !
d. 15%のお客様がホワイトゴールドを選択
プラチナとホワイトゴールドとは間違いそうなほどよく似ています。プラチナも日常的に身につけるのは同じように簡単です。ただし、プラチナは時間の経過に対する反応が異なります。プラチナはいつまでもその素晴らしい白さを保ち続けますが、ホワイトゴールドは時間の経過とともに酸化し、やや黄ばむ傾向があります。
とは言え、プラチナはホワイトゴールドよりも高価であるため、ゴールドに比べ婚約指輪に選ばれることが少ないのです。
私たちのアドバイス :将来の奥様に「 最高のもの 」を贈りたいのであれば、迷わずプラチナを選んでください。
e. 10%のお客様がホワイトゴールドを選択
イエローゴールドは宝飾の世界でも歴史ある金属で、その太陽のような色から、一目で見分けがつきます。現在、女性からの人気ではホワイトゴールドにその座を譲ったものの、イエローゴールドは相変わらず高く評価されています。イエローゴールドは、褐色、黒、または日焼けした肌の女性を特に際立たせます。
ジェミオからのアドバイス :将来の奥様がイエローゴールドをよく身につけている場合や、肌が褐色、あるいは日焼けしている場合、イエローゴールドを選んでください。
f. シルバーは避けましょう
シルバーはその白さとお手頃な価格が評価されていますが、金やプラチナよりも時間の経過による反応に注意する必要があります。パートナーが、現在、シルバーのジュエリーをよくつけていたり、その色が好きだ言ったとしても、婚約指輪の素材としてシルバーを選ぶことはかなり危険かもしれません。
シルバーはゴールドよりもはるかに展性の高い素材であるため、ジュエリーがねじれたり、傷ついたり、石を紛失したりする可能性があります。定期的にお手入れを行わなかったり、湿気のあるところで保管するとシルバーは黒ずむ傾向があります。
したがって、ジェミオのアドバイスとして、婚約指輪にはシルバーを避ける ことをおすすめします。
g. どのような品質のゴールドを選べよいでしょうか?
色以外に、どの純度のゴールドを選べばいいのか悩まれる方もいらっしゃることでしょう。ここでは、選択はかなりシンプルです 。経年変化に強い高品質のジュエリーを求めるのであれば、ジュエリーに使われるゴールドの中で最高品質の18Kまたは750‰ゴールド(どちらも同じ意味です)を選ぶべきでしょう。
使用されているゴールドの種類は、指輪の内側にあるホールマークで識別できます。具体的には、フランスでは18Kの場合、この刻印は小さな鷲の頭の形をしています。
一般的には経年変化に弱い14Kや9Kは避けることをおすすめします。プラチナは経年変化に強く、経っても色褪せず、よい選択肢の一つです。プラチナにも金属の純度を認証するホールマークがあります。プラチナの場合、小さな犬の頭が刻まれます。
—— 4.石の選択
a. どの色の石を選べばよいでしょうか?
石は選択におおけるもう一つの重要な要素です。石はその硬度以外に、色についても考えなければなりません。ジェミオの長年にわたる統計をご紹介いたします。婚約指輪として選ばれる石はダイヤモンドが断然人気で(45%)、次いでブルーサファイア(20%)、アクアマリン(15%)と続きエメラルド(5%)、タンザナイト(5%)、ルビー(5%)となっています。
なぜダイヤモンドは圧倒的に人気があるのでしょうか ?まず第一にダイヤモンドが最も輝きのある宝石だからです。何と言ってもカットされたダイヤモンドの煌めきは他の追随を許しません。第二の理由として、ホワイトダイヤモンドはどんな服装にも合わせられるので、日常的に身につけやすいという大きなメリットがあります。そして、ダイヤモンドは最も硬い宝石であり、最も人気があり、最も神秘的な宝石です。回りの人に尋ねてみてください。すると、ダイヤモンドが女性が最も好きな貴石であることがおわかりになるでしょう。
そのほか、サファイアとアクアマリンも婚約指輪としてとても人気がある石です。もしあなたの将来の奥様がこのどちらかの石が好きだというヒントをくれたなら、チャンスです。あなたがどれだけ彼女の小さな望みにも注意しているかを示しましょう。ぜひ彼女のお好みの石を選んであげてください。
アドバイス :迷ってしまったら、大半の女性がダイヤモンドの婚約指輪をもらうことを期待しているということを思い出してください。つまり、他の宝石が欲しいというはっきりしたヒントがないのであれば、リスクを冒さずダイヤモンドをセンターストーンに選ぶことをおすすめします
b. ダイヤモンドの品質とは何でしょうか?
あなたはダイヤモンドを選ばれましたか ?後は、婚約指輪に飾る宝石の品質を決めなければなりません。ここでは1931年に米国宝石学協会(GIA:Gemological Institute of America)が開発した「4つのC」を使用します。すなわちCarat(カラット)、Color(カラー)、Cut(カット)、Clarity(クラリティ)です。
ダイヤモンドの世界は複雑なので、技術的な説明を聞くと混乱することがあります。シンプルに考える場合、次の二点に注意しましょう。
- まず、優れた品質のダイヤモンド(HSI品質以上)を選ぶことが重要です。これは、選んだダイヤモンドが輝きがあり、明るい、充分に純粋で価値があることを保証するものです。4C法は、科学的かつ客観的な基準により、石の品質を評価するものです。
- 一方で、ダイヤモンドはサイズ、色、純度によって大きく価格が異なる非常に需要の高い石であることを知っておかなければなりません。
そのため、ダイヤモンドを選ぶ際には予算、サイズ、品質の微妙なバランスを考えなければなりません。このバランスを考える際、いくつかの選択を迫られます。あなたにとって何が一番大事かを考えてましょう 。(サイズを犠牲にしても)より純粋なダイヤモンドにするのか、あるいは逆になるべくサイズの大きいダイヤモンドにするのか。
この決定にあたっては3つの選択肢があります :
- 専門家の多くは、HSI品質がダイヤモンドの最高のコストパフォーマンスだと考えています。この品質を下回ると、石の輝きと白さが大幅に低下します。ですのでジェミオでは絶対におすすめしません。それ以上になると価格は高くなりますが、品質もよくなります。HSIはクオリティーが高く、ほとんどの大手宝飾店で販売されていおり、「価格以上の効果」があります。
- GVS品質は、石に白さとさらなる純度をもたらします。
- DIF品質は、ジュエリーに使用される最高品質のダイヤモンドで、非常に明るい白色で、10倍ルーペでもインクルージョンが見えません。
ジェミオからのアドバイス:GVS品質は、最も一般的なHSI品質と最高品質DIF品質の「中間」です。
店舗でその違いを直接ご覧になるか、オンラインでジェミオのアドバイザーにご相談いただくことをおすすめします。喜んで詳細のご説明をさせていただきます。
いかなる選択をしても、0.3カラットを超えるセンターダイヤモンドには必ず研究所の証明書が添えられます。これは石の身分証明書のようなものです。この証明書は、GIA (米国宝石学会)またはHRD(ダイヤモンドハイカウンシル)(ベルギー、アントワープ)というふたつの独立機関が発行するダイヤモンドの品質証明です。ダイヤモンドの品質を保証するため不可欠ですので、大切に保管しておかなければなりません。
c. カラーストーン
カラーストーンには独立研究機関からの証明書が添付されることはほとんどありません(極めて例外的なコレクターズストーンを除きます)。ただし、品質基準はダイヤモンドの基準に近く、色の濃さ、純度(石の明度)、サイズとなっています。
高品質の石を見分ける方法
- まずは色の濃さです。色は鮮やかで、充分濃くなければなりません。たとえば、アクアマリンが透明すぎる場合には品質基準に達していない可能性があります。
- 第二の基準は純度 です。インクルージョンがエメラルドのように必ず含まれている場合、またルビーのようにほぼ含まれている場合を除いて、品質の高いカラーストーンは肉眼で見て純粋でなければなりません。石の中に大きな不純物が見える場合、品質がよ十分ではない可能性が高くなります。
- 最後にカットおよび石のサイズ については、シンプルに調和がとれていて、均質である必要があります。ラウンドではしっかり丸く、オーバルはしっかりと楕円形であり、四角いものは明確に四角くなければなりません !
d. どのシェイプを選ぶばよいのでしょうか?
- 婚約指輪としてはラウンドカットが最も一般的です。「ブリリアントカット」と呼ばれるこのカットは、ブリリアント(輝く)の名の通り、石に最大限の輝きをもたらします。
- オーバルカットも非常に人気があります。実際よりもボリュームがあるように見え(幅は広いですが浅いため)、ダイヤモンドともカラーストーンとも相性がよいシェイプです。オーバルカットはソリテールにヴィンテージ感をもたらします。
- クッションカット(隅の丸い四角形)は、ジュエリーにモダンさと柔らかさをもたらします。特に希少なカラーストーンではクッションカットが施されているジュエリーを見つけるのは非常に困難です。だからこそ稀少性を求める方にはおすすめです !
- ペアシェイプ(別名ティアドロップカット)は、フェミニンさを強調し、オリジナリティあのあるジュエリーを求める人に好まれます。
- プリンセスカット(正方形)はグラフィカルで非常に規則的な外観が魅力的です。
ジェミオからのアドバイス :迷われている場合、あるいはよくわからない場合はリスクを避け、婚約指輪として最も人気のあるラウンドカットをお選びください。
—— 5.ジュエリーのクオリティ
スタイル、メタル、そしてリングの石を選び終えましたのでゴールは間近です。後は、ジュエリーが何年も身につけるのに相応しい品質を持っているかを確認するだけです。しかし、品質の考察や、リングの品質の確実な判断材料をお伝えする前に、何点か基本原則を確認しておきましょう。
- まず、ジュエリーは一生使えるオブジェとはいえ、やはりお手入れが必要な貴重品だということです。フルグレイン・アニリンレザーの靴(愛好家にとって最高品質の靴)が傷まないように丁寧に扱わなければならないのと同じように、貴金属と貴石で作られたリングも最初の日と同じように輝きを保つために細心の注意を払う必要があります。ジュエリーのお手入れに関するアドバイスについてお気軽にご相談ください。
- 人はあまり詳しくないと、間違ったことを信じてしまいがちです。
- まずは「 ダイヤモンドは壊れない 」という固定観念です。これは誤解です。ダイヤモンドは最も硬い石なので、(ダイヤモンド以外のものでは)傷つかない特徴があります。ところが、ダイヤモンドも壊れることがあります。たとえば石の置き方が悪かったり、強い衝撃を受けると、割れてしまうことがあるのです。ダイヤモンド を乱暴に扱わないように注意してください。
- 「 金は不滅である 」。これはどちらとも言えません。18Kゴールドはジュエリーに使用される最も硬い素材であることは確かですが、この貴金属でさえやはり様々な使用がされるなかで影響を受けます。特に他の金属と接触すると傷がついたり、変色したりします。ですのでゴールドジュエリーと他の金属との摩擦をできるだけ避けるよう注意してください。
- 「 プラチナは金属の中で最も硬い 」。これは間違いです !プラチナは非常に美しく、貴重な金属ですが、18Kゴールドよりも若干展性があります。プラチナは、確かに酸化せず、非常に純度が高く(18Kゴールドの75%に対して95%)、決して変色せず、低アレルギー性であることが知られていますが、圧力が加わると変形しますし、傷がつくこともあります。プラチナについて詳しく知りたい場合は、ジェミオのガイドをご覧ください。
理解が深まりましたね。では、本質的なジュエリーの品質について見ていきましょう!
a. フランス製を選びましょう
ジュエリーの仕上げのクオリティについて安心したければ、基本として、どのように製造されたかを知ることが挙げられます。ここでは、同業者を貶めたり評価を下げる目的はありませんが、現実的にものごとを見る必要があります。中国製、タイ製、インド製のジュエリーの中には非常に優れた品質のものももちろんあります が、常にそうとは限りません。ですので、フランス製以外のジュエリーを選んだ場合、品質のまったくわからないのです。
逆に「 Made in France 」とのラベルがあれば、現時点での確かな品質保証となります。というのも、今の時代、(有名メゾンであっても)コスト面からMade in Franceを選択するブランドはほとんどありません。こうして、フランスのジュエリー工房の数はこの20年の間に 激減しました。細心かつ専門性の高い工房がけがアジア移転への波の中で生き延びてきました。ジュエリーに関しては、事実上、フランス製を選択することが、高品質の仕上がりを保証することになります。
b. ジュエリーが本当にフランス製か確認しましょう。
あなたのジュエリーがフランス製かどうかを調べる簡単な方法があります。ジュエリーに菱形のホールマークが刻まれているでしょうか。
フランスで製作された3gを超える貴金属製ジュエリーには、必ず刻印を施し、金属の品位を保証する義務があるのです(すなわち、あなたが購入するジュエリーに不正がなく、確実に18Kゴールドである、プラチナである、などの証明となる)。ホールマークは、非常に小さな菱形で、フランスでは、そのなかに、18Kゴールドの場合は鷲の頭、プラチナの場合は犬の頭など、小さな絵 が彫られています。
このホールマークは、ハンマーで刻印する際にピースが変形しないようにジュエリーの裏側に刻まれるのが一般的です。宝石にはこれとは別の小さな菱形もあります 。これはメーカーのホールマークです。これは、その工房があなたのジュエリーを製造したことを証明するものですこれは各工房固有のマークです。フランスの工房には必ず菱形のホールマークがあることが特徴です。
一言でいうと、ジュエリーの裏側にひとつ、またはふたつの小さなマークがある場は、その形をよく見てください 。菱形であればそのジュエリーがフランス製であることを意味しています。楕円形や四角形は輸入品であることを意味しています 。
c. ジュエリーの仕上げを確認しましょう
ジュエリーの品質を判断するには、常識とちょっとしたコツ が要ります。
- まずはジュエリーの滑らかな部分の研磨を観察してください。ほとんどのジュエリーの場合、求められる効果は鏡面効果です(もちろん、「 サンドブラスト 」仕上げや「 ブラッシュ 」仕上げと呼ばれる金属に細かな傷を入れる場合を除きます)鏡面磨きの場合、宝石は傷がなく完全に滑らかでなければなりません。これは、その宝石が一度も着用されていないこと、また何よりも経験豊富な研磨職人の仕事によるものであることを証明しています。
- 2番目にの見るべきポイントは石留め(セッティング)です。品質のよい石留めは、細かく、見事に均一でムラがありません石留めは頑丈であると同時に、石に優雅さを残す必要もあります。これはおそらく、ジュエリーの仕上げの品質を決定する最も大きな点です。ただし、カラーストーンの石留めでは、爪の均一性との基準に注意してください。ダイヤモンドは非常に硬く、そのためガードルが薄い(フランス語でダイヤモンドの” rondiste ”と呼ばれます)ため、石に対して均一に湾曲した短い爪をつけることができます。しかし、カラーストーンのガードルは厚く、不均一であることがあり(フランス語ジェムストーンの”feuilletis ”と呼ばれます)、石を保持するために各爪を異なる方法で調整する必要があります。
- 最後に、ひとつだけ注意点をしてください :ジュエリーは職人の仕事であることを忘れないでください。リングやペンダントの爪が完全に同一ではないこと は当たり前のことなのです。これはあなたのジュエリーの個性 であり、その品質に問題にするものではなく、むしろその逆です 。
d. 0.3カラットを超えるセンター ダイヤモンドにはGIAまたはHRDの証明書がついていることを確認してください。
0.3カラットを超えるダイヤモンドの場合は、GIAまたはHRDの証明書が必ず必要です。0.3カラットを超えるダイヤモンドに証明書をつけないというのは大変なリスクで、誠実な宝飾店であれば、このサイズのダイヤモンドを独立研究所による証明書なしで提供することはありません。ですからよく注意してください !
逆に、宝飾店がパヴェダイヤモンド、または一般に0.3カラット未満のダイヤモンドに証明書を添付しなかったとしても、心配はご無用です。これは石は単に小さいため、正確に分析するとバランスの悪いコストがかってしまうためです。鑑定書がないとしてもパヴェダイヤモンドが偽物ということにはなりません !0.3カラットを超える石の証明書を添えた場合に、不正をして劣悪な商品を売って得る少額の金よりも、宝飾店として失うもののほうがはるかに大きいのです。
ダイヤモンド証明書は、まさに石の身分証明書です。この証明書には、品質を構成するさまざまな要素を示す有名な 4Cが記載されています 。これはカラー(color)、クラリティ (clarity)、カット (cut)、およびカラット (carat)です。現在、世界にはダイヤモンドの鑑定に関して米国宝石学会 (GIA)とHRD (ダイヤモンドハイカウンシル)のふたつの参考機関があります。
e. ブランドのレビューをチェックする、統計を活用する
インターネット上で見つかるレビューで意見がみんなの一致することは稀です。不満を訴える購入者はいつでも存在します。
「 3つの敷石パヴェストーンがなぜだかなくなった ! 」、「 石を留めていた爪が勝手にねじれた。 」、「 指輪がすっかり楕円形になった。これは金じゃない! >>
ジュエリーブランドのレビューアカウントではこうした投稿がよく見られます。
年間何万点ものジュエリーを販売する宝石商が予期せぬできごとに遭遇するのは統計的にはあたりまえのことです。これは宝石商側に落ち度がある場合もありますが(ちなみに、顧客の指摘に対して、ブランドが誠実で思いやりのある対応をするか否かをいつも興味深く読んでいます)、お客様の取り扱いミスのケースもあります。問題に遭遇したお客様には決して悪意はなく。知らずに何らかの誤った取り扱いをしてしまっただけなのです。
残念なことに、こうした意見がレビュー サイトで多く表示されることがよくあります。あなたも不満を表す人の立場に立って考えてみましょう 。仕事をきちんと行った販売者に対して、あなたは何回ポジティブなレビューを残しましたか 。逆に、ネガティブな経験をした際、投稿をしたことがありますか 。
こう考えると、レビュー サイトにはネガティブなレビューに対する大きなバイアスがかかっていることが容易に想像できます。私たちの推奨事項(ここにもバイアスがかかっています!) :選ぼうとしているブランドに90% のポジティブなレビューがある場合、完全に信頼できます。不満を抱く顧客が実際にいくらかいても、それは統計上のノイズであったり、ときには若干悪意が絡んでいるかもしれません。最小限のお手入れをしていれば、決してそうした事態には陥りません !
—— 6.練習を終える前にふたつの難問が残っています。
a. 難しいサイズに関する指の問題
さて、あなたはもうパートナーに一番ぴったりのジュエリーを選び、誠実な宝石商だということを確認しました。ゴールは目の前です。頑張ってください !後は、将来の奥様の指のサイズを知ることだけです。
彼女の指輪をこっそり借りるのが一番簡単な方法です
婚約者が幸いにも左手の薬指にジュエリーをつけているいる場合 (もちろん、指のサイズは左右で異なります)、最も簡単なのは、彼女のジュエリーをこっそ、これを借りて宝石店に持っていくのです。宝石店ではトリブレ(リングゲージ)を使って指のサイズを正確に伝えることができるでしょう。
もうひとつの簡単な方法は、彼女のそのジュエリーを一部の宝石店が用意している紙のリングサイザーに置いてみることです。Gemmyoのリングサイザーは、こちらから入手できます。ただし、サイズごとの差は本当に小さく、誤差が生じやすいので、使用する際は、細心の注意を払ってください。。
複雑な方法 :指のサイズを推定する
将来の奥様がジュエリーを身につける習慣がない場合や、左手の薬指にジュエリーをつけていない場合、少し工夫が必要です。彼女の指のサイズを「あて」ないといけません。しかし、これは可能ですので安心してください。この場合、一番簡単なのは、宝石商に将来の婚約者について説明することです。「彼女のサイズはどれくらいか。彼女の指はどちらかと言えば細い、それとも太いか。手首の太さはどれくらいか。宝石商がピッタリと推測するのに必要な指のサイズに関するヒントをできるだけ多く提供してください。
絶対に 婚約指輪のサイズ変更が可能かどうか確認してください
パートナーがジュエリーを試着するまでサイズはわかりませんので、宝石商が無料でサイズ変更を受け付けていることは非常に重要です。たとえサイズ間違いをしても無料で交換できるというのは重要なポイントです! 受注生産にもかかわらず、ジェミオではこうしたサービスを行っています 。私たちは、お客様が選んだ婚約指輪をパートナーの方ができるだけ快適だと感じていただくことを目標としています。
b. 結婚指輪の着用を予想する
最後に、婚約指輪を選ぶ際の最後の難しいポイントについて考えましょう。これは本当に細かいことですが、あなたが贈るジュエリーについてどれほど一所懸命考えたかの証拠になります。それは、婚約指輪が結婚指輪に簡単に合わせられるかどうかです。
実際、婚約指輪は結婚指輪の選択に影響を与えることがあります。将来の奥様がつけたい結婚指輪は、シンプルなストレートなのか、それともカーブなのか、または宝石をあしらったたものでしょうかこの質問は取るに足らないことではありません。婚約指輪は大きなセンターストーンが付いていることが多く、直線の結婚指輪を真横にはめることができないことがあります。その場合、カーブのある結婚指輪を選ぶか、婚約指輪と結婚指輪を別々の手にはめなければなりません。
どうすれば婚約者の好みがわかるでしょうか?もう一度、統計を見て考えてみましょう :80%の女性が結婚指輪にぴったりフィットするデザインの婚約指輪を選んでいます。これは選ぶ際の基本でもあるのです。つまり、多くの女性は結婚指輪に完全に「フィット」していない婚約指輪が耐えられないのです。
結論として、将来の婚約者がこの点にこだわりがあるかどうかにかかわらず、リスクは回避した方がよいでしょう。ミスを確実に避けるには、選んだ指輪がストレートの結婚指輪と一緒に着用できるように設計されていることを確認してください。ジェミオの婚約指輪でしたら、この点に関してほぼ問題がありません。この件に関してよくわからないようでしたら、遠慮なくジェミオのスタッフにご相談ください。
—— 7.交換できない指輪を選ばない
行動に移る前に、もうひとつアドバイスがあります 交換できない指輪を選ばないでください。前述の通り、婚約指輪の選択は、間違いなく人生で最も難しい決断のひとつです。たとえあなたが将来の奥様のことを完璧に理解していて、私たちのアドバイスに忠実に従ったとしても、間違ってしまう可能性はやはりあります。指のサイズが合わなかったり、彼女が密かに憧れていたデザインではなかったりするかもしれません。これによって、あなたの功績やそれまでの努力がすべて無駄になるわけではありません 。しかし、婚約者が彼女にぴったりの指輪を身につけられなかったら、あまりにも残念です。
したがって、取り返しのつかないような事態を避けるため、サイズ変更や、無料交換または返品)ができる宝石店を選択してください。ジェミオはこのサービスを行っていますが、すべての宝石店がそうではないので(特に受注生産の場合)、よく注意してください 。ですからくれぐれも気をつけてください !こうした保証があることで、失敗を恐れずに安心して指輪選びができます。
—— 8.そして最後のアドバイスです。
婚約指輪を選ぶのが難しく、プレッシャーを感じることはよく承知しています。よい選択をしたいけれど、失敗したらどうしよう、嫌だと言われないだろうか、よいタイミングでプロポーズできるだろうか。ほとんどのお客様は、こうした相反する感情の波を経験していますが、みなさん無事に乗り越えています。
これは宝石商としてお伝えるべきではないのかもしれませんが、プロポーズの成功の秘訣は、婚約指輪そのものよりも、あなたが婚約者の方に語るストーリーにあることを知っておいてください。
さあ、彼女に夢を見せてあげましょう ! プロポーズするタイミングを決めたら、気持ちを込めましょう。そして、プロポーズが終わったら、どのようにして指輪を探したか、あるいは彼女にぴったりのジュエリーを見つけるのにどれだけの時間がかかったか説明ししてください。あなたの迷い、心配、望み、こうしたすべてのことが、彼女に対するあなたの愛の証として重要なのです。集中しましょう!あなたにとって重要な瞬間です!
要約 :
“ 信頼できるフランス製のブランドを選びましょう。無理にオリジナリティを追求せず、センスのよいものを選びましょう。絶対にジュエリーの交換 やサイズ変更ができるか確かめてください。"
いくつかの避けるべきよくある間違い
これで婚約指輪を選ぶ準備が整いました。しかし、あなたと、あなたが彼女のために選んだ指輪を誇らしげに身につける婚約者のイメージとの間には、依然としていくつかの障害が立ちはだかっているかも知れません。避けなければならないよく起きるミスをいくつかご紹介します。
—— 1.有名メゾンの廉価版コピー
信頼できるブランドに愛着を持つのは人間らしいことです。趣味のよいものを選びびましょう。起こり得ること。特に迷っているとき。ヴァンドーム広場に店を構える100年の歴史を持つ競合他社の宝石店で婚約指輪を購入しないよう勧めているわけではありませんフィアンセが特定のブランドや名前に強いこだわりを持っていることがわかっている場合は、逆に、彼女のことがよくわかっていることをアピールするチャンスですので、無視するようなミスを犯さないでください。
逆に、有名メゾンのジュエリーのコピーを贈るのは、非常によくある間違いです。少し、最高のものを選ぶ代わりに、彼女が憧れている宝石の廉価版を贈られる彼女の立場に立って考えてみましょう。この場合、彼女がどのように感じるかを想像してみてください 。ただの安物のジュエリーを持たされているという印象を持つことでしょう。
低価格のコピーは避けてください。彼女にはあなたにとって特別な存在であることを示してください。彼女にぴったりのジュエリーを慎重に選びましょう。もう一度言いますので忘れないでください 。彼女にとって最も重要なことは、あなたが語るストーリーです。優れた一品のコピーは、物語をスタートするベストな方法ではありません。
—— 2.彼女が気に入らないかも知れないのに返品できないジュエリーを選ぶ
避けるべきもうひとつの典型的なミスは返品不能なジュエリーです。返品できないジュエリーは選ばないください。彼女があなたの選択に完全に納得しなかった場合、とても残念な結果になります。私たちは、こうした出来事の後にジェミオの店舗に訪れ、過去の後悔を打ち明けるお客様を数多く見てきました。
ここでまた繰り返しますが 、婚約指輪は彼女が一生身につけるジュエリーです。リスクを冒さず、返品、交換、無料のサイズ直しをしてくれる宝石商を選びましょう。
—— 3.彼女が憧れを抱けない、プレゼントの魔法の時間を台無しにするような宝石店を選ぶ
すっかり準備が整いました。プロポーズはもうすぐです。環境は素晴らしいです。感情は最高潮に達しました。あなたがポケットからケースを取り出します。そして、ケースの上のブランド名が彼女の目に入ります。「 なぜ、こんな安っぽい宝石店を選んだの ? 」彼女の頭にすぐに思い浮かぶのはこの言葉です。
こうしたリスクを冒したいですか ?そんなことはないはずです。ですから、心に響くブランドイメージを持つ宝石店を選びましょう。(よくショッピングセンターでブティックを見かけるような)「 ありきたり 」なブランドを選ぶと、プロポーズの夢の瞬間が一気に醒めることは間違いありません。
—— 4.コストパフォーマンスの悪いブランドを選ぶ
もうひとつよくある間違いは、逆に、何が何でも有名メゾンを選択するということです。もう一度、プロポーズの瞬間を想像してみましょう。不安ではありますが、期待に旨が高まります。内ポケットに隠したケースが胸に当たるのを感じます。ケースを取り出すと、まず抜群の効果をみせるでしょう。喜びの涙が彼女の頬をつたいます。しかし、蓋を開けた途端、大惨事が起きます。指輪のあまりの小ささに彼女は思わずひるむのです。こうした状況を経験したいですか ?
100年の歴史を持つ一流ブランドの品を贈ることには間違いなくメリットがありますが、婚約者が公の場で指輪を着用すると、ブランド名がどこにも表示されなくなることを忘れないでください。その価格は期待される効果に不釣り合いに思えるかもしれません。
ジェミオからのアドバイス:プロポーズが終わったら忘れ去れらるブランドというカードを切るよりも、本当に似合うジュエリーを選び、将来の奥様を感動させるほうがよいでしょう。
お客様からよくいただく質問
—— 「 ホワイトゴールドかプラチナかで迷っています 。どちらがよいでしょうか ? 」
大変よい質問です。750‰ホワイトゴールドとプラチナを見て区別することはほぼ不可能だということをまず知っておきましょう。これらふたつのメタルの違いは確かに価格にもありますが、何よりも長い目で見た場合の耐久性にあります。つまり、ゴールドとは違ってプラチナは本質的に白色です。プラチナはいつまでもその素晴らしい白さを保ち続けますが、かたや、ホワイトゴールドは時間の経過とともに色褪せ、やや黄ばむる傾向があります。
ジェミオからのアドバイス :余裕があればプラチナを選びましょう。ホワイトゴールドのジュエリーよりもお手入れの手間が少なくて済みます。
—— 「 パートナーがダイヤモンドとサファイアだとどちらが好きかを知るにはどうすればよいですか ?私は彼女からなんの手がかりも得ていません 。」
婚約指輪に対するパートナーの好みがまったく分からない場合、ジェミオからのアドバイスはシンプルです。統計を参考にしてダイヤモンドを選びましょう。フランス人女性800人を対象としたジェミオの調査では、80%の方が婚約指輪としてダイヤモンドを贈って欲しいとのことでした。また、ジェミオ独自の販売統計では、55%のカップルがダイヤモンドを選択しています。また、いずれにしても、ジェミオではご購入商品の返品または交換が可能となっています !
—— 「 私が選んだブランドはパートナーに見合う十分な品格を持っているだろうか? 」
これは完全に主観的な概念ですので、はっきりと答えようのない難問です。
しかし、こうした質問がでるということは、あなたとあなたの将来の奥様がブランドイメージを重視している可能性が高いです。この場合、趣味を見誤らないため、守るべき原則をいくつか紹介しましょう。
- スーパーやショッピング センターでの買うのは避けましょう 。ショッピング センターにも大変立派なブランドがはいっているケースもありますが、指輪探しや購入に伴う憧れが消えしまうおそれがあります。
- 「 疑問を抱く時、それはあたっています 」 :そのブランドが、あまり高級でないと感じた場合、あなたのフィアンセもきっと同じように感じるだろうと考えてください。気まずい状況を招かないようにしましょう !
- 逆に、「 ヴァンドーム広場 」のラベルを選ぶこと自体が目的になってもいけません。何よりも、将来の奥様や友人に、あなたたちに相応しい、よいブランドを見つけたと誇らしく紹介できるようなブランドを選んでください。
—— 「 よいブランドと思うのですが、友人は誰も知らず、また買ったこともありません。そんなことを気にするのはおかしいでしょうか ? 」
いえ、おかしくはありません。友達のおすすめの商品は安心感を得るためとてもよい方法です。しかし、あなたが気に入ったブランドはまだ周りの人の心を掴んでいないのかもしれません。それだからと言ってそれが質の悪いブランドということにはなりません。
この場合、そのブランドの顧客の意見を見てみてはいかがでしょうか ?彼らにはあなたを間違った選択に導いても何の利益もありません。たとえば、Instagram や LinkedIn経由で興味を持ったブランドの顧客に連絡し、意見を求めることもでまるでしょう。その答えは、そのブランドを信頼するのに役立つかもしれませんし、役にたたないかも知れません。
—— 「 注文前に他の女性 にアドバイスを求めるべきですしょうか ? 」
女性の意見を聞くのは役に立ちますが、必ずしも必要というわけではありません。相談相手が将来の奥様と趣味や考え方がまったく違っていると、その意見はむしろ逆効果で、誤った方向に導かれることさえもあります。私たちはこれまで、自分の姉妹や母親の断定的な意見を聞き、後になってそれが間違いとわかるという事態によく遭遇しました。ジェミオからのアドバイス:
- まずは、アドバイスをくれる宝石商が将来の奥様の好みを理解していると感じたなら、その宝石商を信頼してしましょう。というのも、宝石商は毎月何百人もの顧客を見てきており、知らない人に適切なジュエリーを見つけるのが仕事だからです。一歩下がって考えると、返品されるリスクを背負ってまで無理やり商品を売りつけても宝石店には何のメリットはありません。
- また、アドバイスをくれる女性が将来の奥様をよく知っていて好みも理解していると感じたのなら、その人を信頼してみましょうただし、彼女が自分自身の好みと、将来の奥様にふさわしいとものをしっかく区別していることを確かめなければなりません!このふたつはかなり違うこともよくあります!
—— 「 見つけた指輪が当初の予算を大幅に超えているのですが、どうすればよいでしょうか ? 」
質の高いジュエリーの購入は確かに高価です。婚約指輪はあなたたちおふたりの、あなたたちの関係への投資です。このオブジェは将来の奥様が生涯持ち続け、また、ふたりのお子様にも受け継がれるかも知れません。そう考えると、この買い物に時間、エネルギー、そしてお金を費やすのはごく当たり前のことではないでしょうか?
ジュエリーのコストについては長い視点で捉えなければなりません :たとえば結婚生活が30年だと考えてみましょう。そして計算してみてください 。ジュエリーに年間いくらかかりますか ?1ヵ月ではどうでしょう ?おそらく思ったよりもずっと少ないでしょう。これはまったく視点の問題で、一生もののジュエリーは最終的に身につける時間で計算すると、それほど高価ではないことがおわかりになるでしょう。たとえば最新のスマートフォンと比べてみてください !
—— 「 今からアフターサービスについて気にする必要がありますか ? 」
はい。ジュエリーは確かに貴重なものですが、劣化を防ぐためお手入れする必要があります。長期にわたってジュエリーの修理を保証している宝石店を選択してください。思いがけない事故は簡単に起こります。これはクオリティーの問題ではありません。そのジュエリーが毎日、そして何年も身につけるものなのだと考えてください。かなり現実的な比較としては 、このジュエリーを美しい車だと想像してみてください。技術的な点検をすることなく毎日運転を続けることなど考えられますか?そんなことはないはずです。それは宝石でも同じことなのです。
ですから、欠点や隠れた欠陥に対して生涯保証をしてくれる宝石店を選びましょう。これによって、安心感を持って未来を迎えることができるでしょう。